高血圧を改善する「最も」正しい運動
高血圧を改善するための「科学的に正しい」運動

「高血圧ですね」
「運動してください」
このやり取りは、日本の歴史、いや世界の歴史の中で、医者と患者間で何度繰り返されたかわかりません。
なぜならば、高血圧の改善の治療法として、運動が非常に重要であることは、すでに多くの研究で証明されているからです高血圧ガイドライン 2019)。
一方で、あなた、もしくはあなたのご両親など高血圧の方に「高血圧を改善するための正しい運動の種類、時間、頻度、負荷」を聞いて答えられる方はいないでしょう。
高血圧は本当に恐ろしいです。
死亡率や脳卒中発症率等、多くのリスクを向上させ高血圧ガイドライン2019)、その方や家族の人生を変化させます。
だからこそ、あなたがあなたらしく生きるために高血圧を改善してください。
自分の為に、そして家族のためにです。
そのための運動を今日はご紹介したいと思います。
高血圧を改善する運動とは

結論からお伝えすると、血圧低下を目的とする際、有酸素運動が非常に効果的ですDickinson HO. 2006)。
有酸素運動を適切に継続実施することで、5~7mmHg(上の血圧:収縮期血圧)程の低下が期待できますPescatello LS, 2004)。
このように血圧が5mmHg下がることで、死亡率4%減、心筋梗塞の発症リスク5%減、脳卒中の発症リスク8%減少することが明らかとなっていますLewington S, 2002)。
これらの科学的なデータを目の前にし、有酸素運動をやらないという選択肢はないですよね。
さらに有酸素運動であれば、わざわざジムに行かなくても出来るので、お金すらかかりません。
一言で言うと「最高」です(パーソナルトレーニング事業を行う私からすると最高ではありませんが笑)。
冗談はさておき、高血圧を改善する有酸素運動ですが、頻度としてはできれば毎日30分以上実施するのが効果的ですBrook RD. 2013)。
ただ、家事や育児、仕事が忙しくまとめて30分以上の運動時間を確保できない場合は、1日の中で運動時間を分散させても構いません。
その際には、1回10分以上、合計40分以上実施してくださいHaskell WL. 2007)。
また、ウォーキングやジョギング、水泳、サイクリング等有酸素運動の種類は多岐に渡りますが、重要なことは運動の種類よりも運動強度です。
高血圧を改善するための有酸素運動の強度は、専門用語でいえば最大酸素摂取量の40~60%が適切とされEckel RH. 2013)、これは運動しながら会話が出来るくらいの強度ですので、参考にしていただければと思います。
運動は高血圧を改善する最高の治療

いかがでしたでしょうか。
特別難しい運動内容ではありませんよね。
大事なのは継続です。
どんなに効果的な有酸素運動でも、1回実施しただけでは長期的な効果はなんらありません。
例え最初は1日10分程度であったとしても、継続的に実施し、徐々に時間を延ばしてみてください。
それが、自分や家族の未来を守ることに繋がります。
どうしても1人では運動を継続出来ない方は、PHYSIPOのオンラインパーソナルトレーニングサービスをご利用ください。
オンラインで理学療法士や管理栄養士が日々運動や食事のサポートをさせていただくことで、1人では継続できなかったことも継続して実施できるようになります。
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ということで本日はここまでです。
ありがとうございました。
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